鰻屋に関連した俳句の例をまとめました。
鰻屋を含む俳句例
極月の罠抜けくぐり鰻屋に/上村占
鴈治郎贔屓の鰻屋立葵/九鬼あきゑ
鰻屋の二階で父の忌を修す/松原雅子
鰻屋へ船漕ぎ戻す秋の暮/大場白水郎
うなぎ屋の二階にゐるや秋の暮/白水郎
うなぎ屋の離れ座敷や傘雨の忌/酒井武
鰻屋のふすまに凭れ年詰まる/小川軽舟
鰻屋のまくらがり水ほとばしり/中田剛
鰻屋の字のくろぐろと花吹雪/仙田洋子
うなぎ屋が歳暮によこす味醂かな/龍岡晋
梅林を来てうなぎ屋の障子文字/高橋青塢
鰻屋で雨止ましたる花見かな/大場白水郎
鰻屋の二階明るき梅雨入かな/鈴木真砂女
鰻屋の馴染なき夜は十重にあり/古舘曹人
うなぎ屋に冬の菖蒲がさしてあり/細見綾子
鰻屋のひと日を終へて子をあやす/徳田賢治
うなぎ屋のうの字のながき小春かな/倉田春名
うなぎ屋のうの字延びきる暑さかな/川合正男