神域に関連した俳句の例をまとめました。
神域を含む俳句例
神域を海まで拡げ鰯雲/長田等
神域に信号つけて初詣/和田郁子
神域の土用冷じ鷺騒ぐ/木村蕪城
箒目を正す神域露光る/赤尾恵以
神域に裏より一歩葛の花/志村貴美
初松籟神域に古る慰霊の碑/下山芳子
墓地神域ほかは一切花蜜柑/右城暮石
清明や神域よりの流れ水/下村ひろし
神域の土俵に光る今朝の霜/三枝静代
神域の渓深くして若葉雨/金森久美子
吾が句碑も注連賜りて神域に/河野静雲
布哇やがて神域たらん土用浪/渡邊水巴
御神域しんと鴉の子育てどき/高澤良一
神域の大樹を見上ぐ夏やつれ/横山房子
神域の樹液垂れては泣く翁/八木三日女
神域の起伏へ梅のしだれけり/鈴木敏子
色鳥の目も覚めやらぬ御神域/高澤良一
若葉雨日照雨にかはる御神域/高澤良一
野を吊るすヒバリに神域ははるか/豊口陽子