祭囃子に関連した俳句の例をまとめました。
祭囃子を含む俳句例
浦祭祭囃子に波踊り/上野泰
祭囃子山杉覆ふ村を出て/桂信子
序の調べ静かに祭囃子かな/浅賀木
文鳥に祭囃子の音の遙か/高澤良一
遠里の祭囃子や雨の月/大須賀乙字
鳩の爪黒ずみ祭囃子かな/大石雄鬼
四五人で祭囃子や能登ふかく/飴山實
夜の刃物うつむき祭囃子過ぐ/桂信子
猫が爪研ぎゐて祭囃子かな/細川加賀
病院の壁に囚はれ祭囃子/橋本多佳子
試験場祭囃子の窓閉ざす/蔵田ひろし
雨だれに向ひて祭囃子かな/石田勝彦
鮎食みて祭囃子に心急く/伊藤いと子
人去りて祭囃子の残りけり/佐々木六戈
時差電話祭囃子も聞かせたく/山田弘子
病める歯の方より祭囃子かな/細川加賀
祭囃子やみし夜更の湯を使ふ/佐野美智
里の子よ祭囃子をまじまじと/中村汀女
教へたる祭囃子の遠くより/ながいとおる