出家に関連した俳句の例をまとめました。
出家を含む俳句例
炉開や我に出家の心あり/正岡子規
良寛の出家の寺や梅太る/山崎羅春
西行忌われに出家の意なし/たかし
わが家系出家の多し空海忌/近藤一鴻
西行忌我に出家の意なし/松本たかし
出家するごとし粉雪海へ海へ/櫂未知子
家出とは出家の初め梨の花/山崎十死生
青あらし出家を夢む人あらむ/塚原麦生
われにある出家ごころや麦鶉/藤田あけ烏
出家して間なしと炭をつぎくるゝ/森田峠
出家といふ不思議な月日干大根/市堀玉宗
出家とは若狭の夏の蝶なりし/堀之内長一
出家には遺書などいらぬ花八手/無着成恭
囀りの時に悲鳴や出家とは/鍵和田ゆう子
月見るやきのふの花に出家して/正岡子規
秋雲や我が句もとより出家の句/尾崎迷堂
蜷の道ひとりの友は出家せし/河原枇杷男
出家せんとして寺を思へば寒さ哉/正岡子規