菜種御供に関連した俳句の例をまとめました。
菜種御供を含む俳句例
冠に菜種の花や菜種御供/若林北窗
枝先へ走る蕾や梅花祭/山田ひろむ
本殿に琴運び込む菜種御供/椹木啓子
梅の枝剪られて冥利梅花祭/原山英士
梅花祭舞妓の髪に雪が降る/尼崎たか
西陣の帯の売れゆき梅花祭/星島野風
二上より来しと大声菜種御供/中村若沙
尼宮に風まださむき菜種御供/高木石子
曇りより雨となりたる菜種御供/森澄雄
梅の幹雨に明かるむ菜種御供/畑水明子
よべの雪檜皮にのこり梅花祭/大橋敦子
宮普請少し残りて梅花御供/冨田みのる
雷神の深紅の破風や梅花御供/奥田可児
菜種御供尼の身内のあつまりて/中村若沙
野守きて端に参じぬ菜種御供/加藤三七子
遠目にも禰宜の白冴え梅花祭/伊丹三樹彦
かたくなに枝垂れぬ柳道真忌/竹下しづの女
ともしびの洩れくる菜種御供の森/加藤三七子