延命に関連した俳句の例をまとめました。
延命を含む俳句例
破靴や延命菊に雫せる/齋藤玄
延命水遍路杖にも一雫/手塚美佐
雑木山延命水の水涸れて/苗代碧
延命水お花畑の中に湧く/山田春生
残桜の延命院に僧とあり/高濱虚子
猶癌の予後延命の大暑作/橋本夢道
花御堂母の延命のみ願ふ/嶋田麻紀
行秋や三田に延命地蔵堂/石川桂郎
今年又延命院の炉辺の座に/星野立子
大寒の女日あたる延命寺/大峯あきら
延命の治療は要らず寒四郎/富田潮児
延命の清水汲み合ひ那智詣/有原静子
身に入むや延命水の杓の音/村本治美
夏寒や病後のわれに延命茶/古賀まり子
多賀深秋父への苞の延命酒/伊藤いと子
延命の水売られゐる瀑布かな/藺草慶子
延命の泉とくとく掌に受けん/巌谷小波
延命を願はぬ日あり落葉焚く/中嶋秀子
延命水汲むにも序列秋澄めり/吉川禮子