荒神に関連した俳句の例をまとめました。
荒神を含む俳句例
一月の荒神箒須磨の海/上村占
荒神の昏き方にも初燈/高田蝶衣
荒神は瞬きたまひ竈猫/飯田蛇笏
荒神や燈明皿の火取虫/角田竹冷
薄氷荒神箒捨てられず/宮坂静生
吹越や旧荒神社響もして/茨木和生
荒神のくらき方にも初燈/高田蝶衣
荒神の御幣倒しぬ里神楽/福田蓼汀
荒神の灯りたまへる寒晒/勝又一透
荒神の紋日違へず真綿売/松島艶子
歳神に荒神すゝけ在しけり/籾山梓月
綿虫の綿も荒神さん日和/後藤比奈夫
荒神を花柊の辺に拝む/長谷川かな女
荒神墨の顔を曠野に向けて干す/林桂
荒神に寒の水仕女燈をさゝぐ/西島麦南
荒神の散らす落葉や神迎ふ/佐々木醒湖
荒神松買ふにがま口北風晒し/高澤良一
喜雨の宿荒神の灯の立ちゆらぎ/緒方句狂
雲海の上に祀れる荒神社/山中弘通「山中」