蛍光に関連した俳句の例をまとめました。
蛍光を含む俳句例
草螢光るや骨の山の上/真鍋呉夫
恋蛍光を重ね合ひにけり/石河義介
昆虫の螢光すでに滝の道/後藤夜半
秋螢光り失ふ稲の上/阿部みどり女
蛍光の蒼き雪道末世なり/山口誓子
夕菅の螢光ともる霧の旅/駒沢たか子
草蛍光の端の触れ合へる/石井とし夫
蛍光らない堅くなつてゐる/尾崎放哉
螢光の夜霧が肩に東吾亡し/松山足羽
水ふくや一銭の螢光り合ふ/佐野青陽人
蛍光の腕輪して子の花火待つ/高澤良一
螢光るとき眼前の石やわらか/和田悟朗
親一人子一人螢光りけり/久保田万太郎
霊は自在螢光小籠を滲み出て/香西照雄
凍ててなほ蛍光ペンを抱いて新宿/櫂未知子
子どもたち寄りゐて螢光りそめたり/原田種茅
銀行員等朝から蛍光す烏賊のごとく/金子兜太
銀行員ら朝より蛍光す烏賊のごとくに/金子兜太