握り飯に関連した俳句の例をまとめました。
握り飯を含む俳句例
大皿に握り飯ある終戦日/都筑智子
羅の人のくれたる握り飯/岸本尚毅
二三人若草に座して握り飯/正岡子規
夏雲やずしりと母の握り飯/宮坂静生
山雀や杣の頬張る握り飯/古藤みづ絵
花守の手の大きくて握り飯/吉井秀風
薄ら陽の醸す紅葉にぎり飯/橋爪鶴麿
鮎の腸入れたる握り飯貰ふ/茨木和生
麦秋や母のちからの握り飯/宮村明希
にぎり飯ひとつの重さ竹の秋/長尾房子
初猟のまだあたたかき握り飯/大坂黎子
夏山と日路いつぱいに握り飯/河口啼蔵
握り飯ころがりさうな春の山/西川織子
清明やラップに透ける握り飯/北村文男
たなぞこを焼く握り飯啄木忌/赤松ケイ子
れんげ田のどまん中です握り飯/大倉淑子
からまつの霧がくもらす握り飯/稲垣きくの
どれかひとつはこのわたの握り飯/茨木和生