鉄壁を使用した俳句

鉄壁に関連した俳句の例をまとめました。

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鉄壁を含む俳句例

青年の日焼鉄壁牛冷す/森澄雄

元朝の家鉄壁として眠る/谷内茂

鉄壁をなす一枚の秋簾/下村梅子

蝉声の鉄壁も亦暮れがたし/有働亨

鉄壁と思ひし崖の芽吹きをり/林翔

会議今鉄壁なせり雪虫とび/金子斐子

甲斐駒の鉄壁なせり山法師/橋本榮治

蚊の声の糸引く声が鉄壁へ/西東三鬼

鉄壁の雲より剥れ牡丹雪/佐久間貞史

銀漢や誤解の横顔鉄壁なす/川口重美

隠耶蘇鉄壁をなす障子貼る/有馬朗人

寒垢離の気魄鉄壁なせりけり/伊東宏晃

冬木鳴る闇鉄壁も啻ならず/竹下しづの女

秋刀焼くはや鉄壁の妻の座に/五木田告水

妻子呼びたし鐵壁の夏背に肩に/石橋辰之助

鉄壁の心の隙に風鈴鳴る/加藤楸邨「野哭」

リベツトの消える叫びのあとの鉄壁/湊楊一郎

香水の香ぞ鉄壁をなせりける/中村草田男「長子」