前歯を使用した俳句

前歯に関連した俳句の例をまとめました。

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前歯を含む俳句例

一本の前歯がぬけて入学す/上野泰

年若く前歯折りたる角力哉/正岡子規

日本の麦を運びて透く前歯/桑原三郎

ある冬の隕石吾子の前歯抜け/山内崇弘

氷頭膾前歯応へて呉れにけり/草間時彦

眺むとて前歯にしむや月の冴/尾崎紅葉

乳のみ児に真珠の前歯桃咲けり/瀬戸清子

前歯で噛む聖餐のパン蝉声裡/田川飛旅子

大根馬かなしき前歯見せにけり/川端茅舎

笑み解けて寒紅つきし前歯かな/杉田久女

陸の六月兎の前歯みごとなり/津沢マサ子

よく笑ふ子の秋前歯が欠けてより/中村明子

ラグビーや前歯を欠きしまま笑ふ/荻野/操

木ぎれ石くれ寒い前歯の二人見ゆ/栗林千津

風呂吹の熱さを計る前歯かな/佐々木真砂夫

ねぢれたるちよろぎを噛める前歯かな/草間時彦

花げしのふはつくやうな前歯哉/一茶/文化九年壬甲