白絹に関連した俳句の例をまとめました。
白絹を含む俳句例
白絹と真珠六月の婚/柴田白葉女
白絹に嬰包み来て春祭/茨木和生
白絹に待針を打つ菊日和/佐藤緑
朧夜の白絹に置く一分金/井上康明
白絹で碁石を磨く小六月/浅井陽子
競べ馬勝の白絹鞭にうけ/田畑比古
春日若葉みこは白絹あまき酒/中勘助
白絹は勝者の肩に競べ馬/山田由紀子
白絹を縫ふ縁先の青木の実/鳥井信行
白絹を裁つ妻と居て寒土用/北野民夫
羽衣の滝とや白絹岩に掛け/福田蓼汀
夜の秋白絹の冷え手に残り/勝又星津女
白絹につつむみどりご夕桜/加倉井秋を
白絹は葬りのごとし雛をさめ/井沢正江
白絹のつめたさを縫ひ冬新し/能村登四郎
青葉の夜裁つ白絹の声をあぐ/横山美代子
秀野忌や白絹にあるうらおもて/矢部るみ子
白絹に置く一刀や夏の果/きくちつねこ「五浦」