童歌(唄)に関連した俳句の例をまとめました。
童歌(唄)を含む俳句例
餅搗を囃す琉球童唄/泉/とし
口笛は童歌なり落葉道/片倉茂男
福藁や藪の家より童唄/村山古郷
薄氷や兎をころす童唄/市川千晶
童唄母がうたひて雛飾る/福田蓼汀
萩白く夜歩き諭す童唄/加倉井秋を
北国の正月を待つわらべ唄/今村青
枯いろの始めは低き童唄/成澤たけし
童唄春の闇から手がのびて/西尾真紀
子を連れず春夕焼けの童唄/星川木葛子
木槿咲きいたこのくにの童唄/古舘曹人
わらべ唄地蔵にひびき明けの春/堤久子
わらべ唄かなで精霊流しかな/佐川広治
衣食足りわらべ唄消え雁の秋/藤田湘子
ともに緑あの子欲しいと童唄/加倉井秋を
めまとひを手繰り寄せたる童歌/菅野茂甚
咳一家に童唄などほろにがし/河野多希女
童唄ひぐらしも子を慕ひ鳴く/依田由基人