水桶を使用した俳句

水桶に関連した俳句の例をまとめました。

スポンサーリンク

水桶を含む俳句例

柊の花水桶は乾きゐて/川崎展宏

水桶を老女がゆらす秋の寺/原裕

仏法僧寺の水桶蕗浸す/小川原嘘帥

朽縁に置く水桶や竹の秋/野村泊月

水桶に星の映れる草泊り/斎藤朗笛

水桶の尻干す日なり羽蟻とぶ/一茶

種浸けて水桶の耳力張る/伊藤京子

寒の水桶に汲みある庫裏庇/穴澤光江

水桶に一夜越しけり忘れ瓜/小澤碧童

水桶の蕗のみどりや春火鉢/角川春樹

水桶や蓮の葉うかす十三日/小澤碧童

水桶を棟に据ゑたる月の寺/綾部仁喜

重さうに運ぶ水桶放生会/山崎ひさを

水桶につかる葡萄の光りけり/今泉貞鳳

菖蒲切つて水桶すでに菖蒲色/有田宏雪

若水桶白木の軽さありにけり/高木みつ子

水桶に浸す根三つ葉よき明日あれ/石田あき子

水桶にうなづきあふや瓜茄子/蕪村「蕪村句集」