硝子器に関連した俳句の例をまとめました。
硝子器を含む俳句例
硝子器重し曇天に桜満ち/桂信子
硝子器に日の落し子の寒苺/野澤節子
硝子器に箸の当りて夏の音/高澤良一
硝子器の白水は過ぎゆけり/赤尾兜子
直系やはなびら色の硝子器生む/穴井太
硝子器に山女するどき北の国/飯田龍太
硝子器に水の形象立夏かな/小檜山繁子
硝子器を清潔にしてさくら時/細見綾子
意識のすぐ北側に丘硝子器散り/阿部完市
水中の硝子器くもり久女の忌/宮本きみ子
硝子器に風ためており麦の秋/熊坂てつを
雨となり硝子器に茂るみどり児/阿部娘子
巴里祭硝子器磨き寝てしまふ/鍵和田ゆう子
水を欲る被爆の手あり硝子器に/国武十六夜
硝子器に硝子器の影シャワー浴ぶ/秋篠光広
硝子器の底はや見えてさくらんぼ/藤南桂子
硝子器をきゆんきゆん磨く夜の秋/野村春音