霧の香/霧匂うに関連した俳句の例をまとめました。
霧の香/霧匂うを含む俳句例
虎尾草に黒姫山の霧匂ふ/亀田英子
猿の声霧の香寒き泊りかな/臼田亜浪
霧の香や松明捨る山かづら/加舎白雄
沖よりの霧匂ひくる鮭料理/桂樟蹊子
霧の香のなかの菊の香一葉忌/飯田龍太
霧の香の熊野詣となりにけり/西上晴久
ツンドラはむなし真昼の霧匂ふ/有働亨
菖蒲葺く御師や御嶽の霧匂ふ/内山亜川
霧動くとき身ほとりの霧匂ふ/岩垣子鹿
霧匂ふ夜や碧玉を見立て合ふ/中村明子
霧匂ふ街や浮浪にあこがれて/仙田洋子
戻り湯の湯町坂がち霧にほふ/高澤良一
霧の香に桔梗すがるる山路かな/飯田蛇笏
霧の香にしんじつあかき曼珠沙華/飯田蛇笏
霧の香や旅にとぶらふ山毛欅の主/宮武寒々
肩抱けば霧の香まとふかなしさよ/稲垣きくの
霧の香やしとしとと驢馬ゆきかよふ/小池文子