海図を使用した俳句

海図に関連した俳句の例をまとめました。

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海図を含む俳句例

傾けし古海図の中春の星/対馬康子

春風の行方を記す海図室/八木荘一

青蔦の窓に海図の端のぞき/大串章

秋の蝿辿る海図の緯度経度/大島民郎

鏡餅海図の端をおさへけり/福永耕二

大寒や古き海図に灯を寄せて/橋本良子

春の蚊が墜ちし海図の最深部/内藤吐天

海図など要らぬ漢のさより/つじ加代子

灯蛾墜ちて青き海図の国汚す/中尾杏子

約束を守らぬ船よ海図に火/宇田川寛之

木の芽照る壁一面の海図かな/ふけとしこ

蔵に古る海図いちまい雁のころ/松本美子

りんご置く風にとびたちそうな海図/穴井太

目のまへに海図ひろげし夜半の秋/久米正雄

露けしと海図ひらきて朱を入るる/宇佐美目

フリージア海図につくる手暗がり/上田日差子

ランタン吊る/古海図にあるジパング国/橋本純子