山間に関連した俳句の例をまとめました。
山間を含む俳句例
山間の小学枚や春の雷/田中冬二
山間や声折り曲る時鳥/正岡子規
山間や村は杏の花曇り/正岡子規
姫鏡台春の雪山間近にす/館岡沙緻
山間の雨の長さや赤き桃/宇佐美目
侵されている山間の夜長し/森田智子
山間に男児ありけり五月鯉/今泉貞鳳
山間に靄立ちのぼり白遍路/吉野義子
山間の小駅の櫻咲くといふ/細見綾子
山間の打傾ける枯野かな/松本たかし
山間の転げ落ちそな大根引/宮/沢子
山間の霧の小村に人と成る/高浜虚子
山間を雲ゆく晩夏の孫六湯/高澤良一
逆に出る山間霞む木積かな/右城暮石
山間の水に彩曳き鴛鴦泳ぐ/沢田美代子
山間の灯のいつよりぞ花杏/古賀まり子
山間にエゾヤマザクラぽっかりと/高澤良一
山間ヒに現はるゝ山や五月雨/長谷川零餘子