口遊むに関連した俳句の例をまとめました。
口遊むを含む俳句例
鶲日和誰か山唄口ずさむ/津田清子
七夕や父口ずさむ祖母の唄/星野立子
大福茶ホ句舌頭に口ずさむ/磯野充伯
渡り鳥古き挽歌を口ずさむ/内藤吐天
炉ふさぎや招隠の詩を口ずさむ/召波
口ずさむ師の胡葱の一句かな/山田静穂
埋火や堀川百首口ずさむ/長谷川零余子
油照り酔歌おろかに口ずさむ/石原八束
聖母頌口ずさむ朝の小鳥来し/内藤吐天
口ずさむ一詩秋刀の焼きあがる/西村梛子
口ずさむ歌や落葉は踏むものに/桂樟蹊子
寒明や米をとぎつつ口ずさむ/村地八千穂
恋愛詩ふところ手して口ずさむ/仙田洋子
若き日の校歌口ずさむ夫に和す/日野晏子
虫の音のリズムに乗せて口遊む/長屋妙子
かなしびて口ずさむ古歌去年今年/上井正司
口ずさむ「また会ふ日まで」春の星/原田青児