社務所に関連した俳句の例をまとめました。
社務所を含む俳句例
橙の花や社務所の裏戸口/岡本圭岳
小春日の社務所草履の裏を干す/秋を
梟や社務所賊除け護符祀る/石原栄子
一月の中流青き社務所あり/大峯あきら
冬ぬくし社務所の縁に海の砂/木村蕪城
秋の山半腹に本社社務所など/正岡子規
八月の社務所掃く音聞えをり/大峯あきら
つごもりの社務所へ鰤の届きけり/足立律子
深山蚋しふねかりけり社務所去る/植地芳煌
社務所より刀匠の出づ二日かな/鵜飼みち子
今朝秋の社務所の巫女の御下げ髪/高橋うめ子
山社務所百足虫を瓶に生かし置き/小原菁々子
鮎の瀬へ下りる草履の社務所にも/後藤比奈夫
卯の花腐し社務所は二階建て増して/金元喜代子
社務所出る素顔の巫女の皮ジヤンパー/細谷徐水
夜詣や茅の輪にさせる社務所の灯/高浜虚子「虚子全集」