虹色に関連した俳句の例をまとめました。
虹色を含む俳句例
鶏頭のチカ~~と虹色に/京極杞陽
検温の腋下虹いろ雪遠し/寺田京子
夢こそ短し虹色の蟻失せて/齋藤愼爾
春光へ炉火虹色に燃親ふ/加藤知世子
沖に出て気球虹色卒業期/小野恵美子
時雨虹色うらがへるとき二重/稲畑汀子
虹色に蜘蛛の囲懸かる雨上り/上原花宵
虹色の光ひとすぢつらら折る/仙田洋子
てんたう虫虹色夫が掌より立つ/小池文子
ルノアールの裸婦は虹色冬に入る/瀧春一
枯れ透ける地や虹色の中尊寺/殿村莵絲子
虹消えて虹色の蟻失せにけり/堀井春一郎
虹色の波くる悶絶しそうな夜/八木三日女
雪光満つ夜明けの湖は虹色に/加藤知世子
黒鯛の潮のしたたり虹色に/きくちつねこ
ストックや安房虹色に夕暮れて/大見川久代
替へたての水虹色にヒヤシンス/平田はつみ