末社に関連した俳句の例をまとめました。
末社を含む俳句例
二の午や末社乍らも梅柳/小澤碧童
人つゞく方に末社の初詣/日原方舟
色鳥や末社の並ぶ松の中/前田普羅
声そろへ摂社末社の法師蝉/鷹羽狩行
形代や末社ながらも檜皮葺/大庭紫逢
木斛の花の向ふの末社かな/柏村貞子
末社にも初天神の人等かな/青山友枝
末社まで雪に敷きある福筵/中山幸枝
秋の声末社の鈴の紐ひけば/川崎展宏
繞道の火を待つ末社ま暗がり/村手圭子
風花す末社の神はさびしかろ/川崎展宏
さそひあふ末社の神や旅でたち/正岡子規
伊夜日子の七つの末社杉落葉/長谷川蕗女
お降りや諏訪の末社の錠ぬらす/吉野香風子
末社とて追儺神楽もなかりけり/下村ひろし
山かげ池の氷る末社にも初詣する/荻原井泉水
昼の虫に鳴きつつまれて末社あり/五十嵐播水