小皿に関連した俳句の例をまとめました。
小皿を含む俳句例
卓袱や小皿に分けて煮染芋/照子
沖膾小皿の如き舟の中/正岡子規
六月や硝子小皿の薄荷飴/中村千久
取廻す小皿ちぐはぐ沖膾/吉井莫生
テロ来るか小皿に光る心太/茨木晶子
出石そば小皿に五枚静塔逝く/桂信子
寒雷や膝のあたりに染小皿/古舘曹人
心太の四つ揃はぬ小皿かな/会津八一
わらび餅小皿に盛りて西行忌/竹中恭子
寒紅を二つはきたる小皿かな/村上鬼城
朝ざくら白き小皿を五枚ほど/児玉輝代
雪晴や小皿にとりて醤油の実/長谷川櫂
捨て売りの大皿小皿餘花の雨/下村ひろし
水の中に小皿いちまい夏の風邪/児玉輝代
蜂の仔を廻し小皿や榧のもと/中戸川朝人
子と合はす小皿の昼餉小鳥来る/上田日差子
涼み舟小皿ふれ合ふ風出でし/長谷川かな女