二の丸に関連した俳句の例をまとめました。
二の丸を含む俳句例
寒雀鳴いて二の丸三の丸/清水浩
秋山の上に二の丸三の丸/手塚金
三の丸二の丸址に鳥交る/山田弘子
本丸に立てば二の丸花の中/上村占
二の丸といふ古き町土竜打/紙田幻草
春の雪二の丸三の丸に舞ふ/雨宮更聞
藷畑の起伏二の丸三の丸/下村ひろし
二の丸に坐し本丸の落花浴ぶ/山崎雅葉
二の丸の迷路めくなり菊人形/澤田緑生
二の丸は石垣もなし藺草干す/堀内雄之
二の丸へ鶏鳴とどく雪ぐもり/神田秀子
二の丸町三の丸町落葉飛ぶ/猿橋統流子
撒水車大手門より二の丸へ/石垣青☆子
二の丸へ向きし宿りの春炬燵/つじ加代子
松手入れ三の丸より二の丸へ/星野麥丘人
かなかなや二の丸跡に井戸一つ/櫛田多寿子
二の丸をいま攻めのぼる火の躑躅/伊藤孝一