禅堂に関連した俳句の例をまとめました。
禅堂を含む俳句例
禅堂へ入らむ蟹の高歩き/飴山實
冷まじき禅堂起居ひびくなり/草堂
大雪が押す禅堂の雪囲ひ/山口誓子
臘八の禅堂雪に沈みけり/本田一杉
その奥に禅堂はあり夏木立/高濱年尾
禅堂のぐるりの闇の今年竹/中川宋淵
禅堂の軒をこぼるる恋雀/塩谷はつ枝
臭木咲く禅堂低き垣構へ/原田しずえ
藩校は禅堂めきぬ秋晴るる/舘野翔鶴
禅堂に蟇鳴く声の絶えぬなり/中川宋淵
禅堂の大句座の端に即端居/赤松ケイ子
禅堂の粥かかりゐる夏炉かな/橋本鶏二
竹皮を脱ぎ禅堂を開け放つ/石丸しずえ
膝ついて禅堂に秋深むかな/鷲谷七菜子
色鳥の来て禅堂の黙ゆるむ/つじ加代子
禅堂の真裏とおもふ青木の実/原田しずえ
禅堂の門扉のゆるみ黄楊の花/深見けん二