橋脚に関連した俳句の例をまとめました。
橋脚を含む俳句例
橋脚を慕ふ漣十三夜/毛塚静枝
橋脚となる島終の秋祭/片桐孝明
囚人足寒橋脚昇る水陽炎/香西照雄
橋脚に来て裏返る秋出水/山田弘子
橋脚の夕日に染り芦の角/松藤夏山
桃の村夜は橋脚に水柔し/櫛原希伊子
橋脚に早瀬のからむ霜日和/石原舟月
橋脚に水引つ掛かる出水川/山口誓子
橋脚を支ふ沙弥島松の花/松内多喜栄
橋脚を洗ふ波の穂初明り/ふけとしこ
橋脚にかかれるものも出水跡/西村和子
橋脚のくらさを大暑すぎゐたり/中田剛
橋脚を薫風抜けて丁稚眠る/田川飛旅子
つくし出て橋脚一つ白くたぎつ/友岡子郷
枯れがれの山の橋脚朱を張れり/影島智子
橋脚に虫音ののこり濤摶てり/中戸川朝人
橋脚のほか枯れ尽くすものばかり/夏井いつき