機内に関連した俳句の例をまとめました。
機内を含む俳句例
新米の匂ふ帰国の機内食/内藤康子
桜桃の一粒添へて機内食/金子邦子
残照の上の機内の秋の暮/野澤節子
夏服ヘチーズ配らる夜の機内/石寒太
春愁や塩利きすぎし機内食/猿橋統流子
ガルーダから化身の離陸機内楽/伊丹公子
デザートは日本の西瓜機内食/岡田佐久子
夏雲や乗りさへすれば機内食/稲垣きくの
機内やや暑し砂漠の上を飛び/猿橋統流子
機内食出て春眠の断たれたり/長谷川寿を
花冷の機内に一つチェロの席/石崎多津子
雪まぶし機内モスコー時間告ぐ/山本歩禅
初富士の見えて機内のアナウンス/和田郁子
機内まで富士の淑気ののぼりくる/加藤美子
機内食ショパンの国のさくらんぼ/岩崎照子
メイプルのもみぢ押し葉にして機内/高澤良一