厄介に関連した俳句の例をまとめました。
厄介を含む俳句例
放埒にゐて厄介な花蒟蒻/齋藤玄
厄介や紅梅の咲き満ちたるは/耕衣
厄介な妹が来る七日かな/川村智香子
厄介な孫のふぐりの悴める/清水基吉
厄介と言へば死ぬこと韮の花/藤田湘子
思い出てふ厄介なもの菊膾/栗林ひろゑ
やっかいな妹の来るクリスマス/栗島弘
恋猫といふ厄介を抱きとりぬ/ふけとしこ
秋思また飢ゑをともなふ厄介な/大石悦子
やっかいなものにて葛の遊び蔓/高澤良一
肉体というやっかいなもの藤袴/大西泰世
ごろ寐の夏又来て厄介かけまする/高澤良一
やっかいな正月の富士詠み初めに/高澤良一
次の世もやつかい者でうまごやし/植村幸北
若布汁これはやっかい吸ひつく蓋/高澤良一
秋分の日のほとりにやっかいな私/本田ひとみ