皓歯に関連した俳句の例をまとめました。
皓歯を含む俳句例
打首の童唇皓歯新小豆/香西照雄
皓歯には及ばぬ錆や秋の鮎/岩村蓬
落鮎の皓歯炎の中に見ゆ/鈴木鷹夫
新葡萄皓歯も同じ乙女達/百合山羽公
草芳し皓歯に力おのづから/大石悦子
阿波淡路皓歯の渦や松の蕊/橋本夢道
霜柱の皓歯や校歌くり返す/奈良文夫
元旦の最初の客の皓歯かな/能村登四郎
少年の皓歯パプリカ朱に挑む/岡本和子
春の燈に笑みこぼれたる皓歯かな/麦南
もろこしの皓歯の如く茹でられし/坂井建
寒紅の皓歯にすこしうつろへる/久米正雄
皓歯にて訣れの言葉すずしかり/櫛原希伊子
会釈の皓歯田植の笠にすぐをさめ/上田五千石
吾が皓歯颱風の眼をカツと噛む/竹下しづの女
如月ひとつ皓歯山焼くことを始めるか/宇多喜代子