素焼に関連した俳句の例をまとめました。
素焼を含む俳句例
暮遅しとろとろ燃ゆる素焼窯/占
暖かし等身大の素焼壺/岩淵喜代子
喜々として素焼の鉢の桜草/川崎展宏
鳥曇り乾されて歪む素焼皿/桜井初枝
鶏頭のほかは転げし素焼鉢/永井龍男
初伊勢や素焼の盃の神酒甘し/巽恵津子
夏暁素焼のごとき身の軽さ/大塚健一郎
待春やほうほうと鳴る素焼壷/代田青鳥
素焼窯火止めしよりの柿紅葉/神原栄二
初霜や素焼の土器に御饌の塩/玉貫甲子郎
寒禽の影のすばやさ素焼壷/たむらちせい
山ざくら素焼の肌色人誘ふ/鍵和田ゆう子
桃咲くや素焼色なる窯場の日/黒田櫻の園
秋思あり触れて素焼の鉢の肌/鈴木真砂女
ひと筆を素焼に賭けて爽やかに/鈴木真砂女
素焼棚に手をやりちちろ驚かす/鈴木真砂女