御身に関連した俳句の例をまとめました。
御身を含む俳句例
鞦韆や隣みこさぬ御身躰/炭太祇
春灯や御身の細き百済仏/木暮剛平
練供養御身丈低き一菩薩/鎌田真松
宿れとは御身いかなるひと時雨/宗因
寒菊や仏となりし御身の色/尾崎紅葉
甘茶仏真水で洗ひ御身浄む/余田厚子
今日明日も御身茸の山向けり/対馬康子
仏塵に一僧失せぬ御身ぬぐひ/河北斜陽
天の川御身ら我らそのほとりに/原田喬
寒声の天知る地知る御身よな/尾崎紅葉
こだわれば御身大切猫のひげ/横須賀洋子
初つくば鞭ふる御身拝しつつ/高山れおな
水掛不動冬みどりなる御身の苔/大石悦子
瓜ぬすむあやしや御身誰やらん/正岡子規
御身いま壷のなかなる寒さかな/秋山巳之流
御身愛しめリラの押花送られたし/鈴木しづ子