昼湯に関連した俳句の例をまとめました。
昼湯を含む俳句例
加賀女昼湯に通ふ秋日傘/山本敦子
少年と二人昼湯や年の暮/小澤碧童
昼湯出て地酒甘しや蕗の薹/田中水桜
生身魂昼湯のあとの酒五勺/板谷芳浄
花街の昼湯が開いて生姜市/菖蒲あや
苔くさき坊の昼湯や蝉の声/吉田冬葉
成木責昼湯に浸り見てをりぬ/古川芋蔓
早梅し眠りて赤子昼湯浴ぶ/秋元不死男
昼湯より戻りて遊ぶ針供養/高橋淡路女
母に焚く八十八夜の昼湯かな/館岡沙緻
仙人掌の花上向きに昼湯熱し/柴田白葉女
大き柚子一つ浮かべし昼湯かな/館岡沙緻
桃に来て昼湯は母と乳児ばかり/小池文子
玉の井に昼湯が湧いてさくら時/松本篤子
逝く春の蓋をことりと昼湯の妻/河合凱夫
盆が来ぬ昼湯澄み身のまる見えに/大熊輝一