火打ち石に関連した俳句の例をまとめました。
火打ち石を含む俳句例
雪国の雪の奥より火打石/穴井太
鞴祭燧石にて火を創り/平野照子
白玉や連中といふ火打石/加藤耕子
冷房の淡きところの火打石/能村研三
嵯峨菊は火花打ち出す燧石/高澤良一
炎昼や離れてふたつ火打石/花谷和子
燧石修二会の行の火を点す/木村閑流
初灯明上ぐ火打石うちにけり/関戸高敬
左義長の宝前におく火打石/西村三穂子
燧石使つてみたき落葉あり/後藤比奈夫
虫声如雨燧石すりこぼす/長谷川零餘子
かじか啼て袖なつかしき火打石/蕪村遺稿
むめが香やたが売喰ひの火打石/中村史邦
何もなし飛騨山中の火打ち石/津沢マサ子
こぶし咲く商家に江戸の火打石/長谷川秋子
熊手また売れたり火打ち石をちょい/高澤良一