眼光に関連した俳句の例をまとめました。
眼光を含む俳句例
最明寺殿の眼光著莪明り/高澤良一
読初の茂吉の眼光りだす/火村卓造
力泳あと眼光と口まだ魚族/熊谷愛子
熔鋼の眼光移し思惟菩薩/八木三日女
痩せ犬と服に眼光る青年と/金子兜太
眼光の懸菜を貫かんばかり/岸本尚毅
鍛冶の火に注ぐ眼光夏袴/武井夜里子
啓龕の細き眼光りたまひしよ/向山隆峰
木枯や眼光ひかる人に逢う/細木芒角星
眼光をふつと消しまた耕せる/鈴木鷹夫
風の枝に鳥の眼光る落葉かな/渡辺水巴
木像の眼光六月の日に遠し/阿部みどり女
檻の鷲眼光にぶくなりしかな/上田五千石
眼光にうがち止むのみ蟻地獄/赤松ケイ子
眼光はピカソのごとし羽抜鶏/堀越せい子
除雪夫の眼光たゞに爐火まもり/石橋辰之助