風の声に関連した俳句の例をまとめました。
風の声を含む俳句例
二十六聖人祭の風の声/夏井いつき
寒月やいよいよ冴えて風の声/荷風
松過ぎて蓮如の像に風の声/石黒哲夫
柿剥くや窓の闇より風の声/宮津昭彦
遠くより風の声して鶴来る/倉田素香
風の声総身に聴く花きぶし/山口孝枝
風吹けば風の声とも秋の蝉/井阪月子
大年の梢わたりゆく風の声/片山由美子
散り敷ける紅葉に風の声残る/狹川青史
籐椅子や背に故旧呼ぶ風の声/老川敏彦
耳当てて風の声聞く今年竹/冨田みのる
風の声ばかりの宗谷つくづくし/源鬼彦
風の声寒き銀河となりにけり/太田鴻村
風の声碧天に舞ふ木の葉かな/臼田亞浪
風の声火の声ストーブ列車発つ/成田千空
炎天やひとりとなつて風の声/飛鳥田れい無公