油絵を使用した俳句

油絵に関連した俳句の例をまとめました。

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油絵を含む俳句例

油絵に昭和の暗さ夏館/長嶺千晶

油絵の乾きて軽し柿若葉/長谷川櫂

秋の陽の差込む油絵の鰈/川崎展宏

雪晴の部屋に椿の油絵よ/京極杞陽

油絵のたゞ青きのみ冬の雨/山口青邨

油絵を描きし如く夏終る/前田野生子

冬ゆつくり子の油絵の赤厚く/伊藤京子

塩鮭を吊るに油絵の構図なり/山畑緑郎

描きかけの油絵匂ふ夜長かな/矢野智司

油絵の奥フランスの春ならむ/橋本竹茂

油絵の波に呑まれてゐる藪蚊/大石雄鬼

油絵の遠目にくもる五月かな/正岡子規

描きかけの油絵ありぬ避暑の宿/加藤和子

稲田描く油絵の具を盛り上げて/高澤良一

油絵のピエロ跳ねだす小春かな/尾崎よしゑ

油絵を抜け出てきたりアボカドは/須川洋子