回転扉に関連した俳句の例をまとめました。
回転扉を含む俳句例
仮の世の回転扉夏蓬/高野ムツオ
回転ドア軽々と出る夏近し/堀政尋
空中に回転扉曼珠沙華/磯貝碧蹄館
菊の鉢回転扉に抱き悩む/吉屋信子
初春や回転ドアの内と外/熊谷貴志子
回転扉ひらりひらりと黒炎天/澁谷道
回転扉寒燈散らし落着きぬ/河野南畦
煖房や人を舞はしむ回転扉/井沢正江
鰯雲回転ドアにはさまれる/金城けい
回転扉銀行貨幣を量りこぼす/片山桃史
夏来る回転ドアの向こうから/佐伯和子
秋虹の消ゆるにはやし回転扉/白石水可
ひとりずつ回転ドアにある寒気/大脇みや
回転扉木枯の身のつまづき入る/原田種茅
うすものの透けて回転ドアのなか/中村祐子
貝寄風やかまえて回転ドアに入る/相川玖美子