夏の星/夏星に関連した俳句の例をまとめました。
夏の星/夏星を含む俳句例
夏星よ黒猫百歳の耳立て/金子皆子
行軍や古沼に夏の星一つ/相馬遷子
夏星に海も日暮れの音展く/飯田龍太
夏星のやう夫恋の火を胸に/仙田洋子
夏星や草木に人の息かかり/飯島晴子
夏の星すゞろ篠笛吹く異人/中島月笠
夏星の座の組み変はる青氷河/小澤克己
夏の星近き幹みな濡れてをり/桜井博道
夏星や少女ひそかに初潮来る/沖田佐久子
金星すでにただの夏星先駆者よ/香西照雄
夏星のひとつを吾れの胆とせる/和田耕三郎
夏星一顆母の笊よりこぼれ落ちむ/磯貝碧蹄館
夏星などよく知れる夫なりき愛したり/玖保律子
跳ねたる夏星赤毛の赤ン坊漁夫が抱く/磯貝碧蹄館
水際ゆいてしんみりさむし夏の星/飛鳥田れい無公