星夜に関連した俳句の例をまとめました。
星夜を含む俳句例
白馬山麓星夜天然冷房裡/高澤良一
台風が尾骨に迫る星夜かな/五島高資
星夜毎傷つきあへり凍豆腐/倉石永夫
冴返る星夜駈け出す師の下ヘ/相馬遷子
星夜出て反骨教師雪つかむ/上田五千石
星夜活劇内田良平また刺さる/塚本邦雄
灯の渦をぬければ星夜一の酉/柴田白葉女
空へ絶叫星夜の硬さ知るために/江里昭彦
カフェの灯に人いて誰もいぬ星夜/五島高資
浜木綿に星夜の火山灰の降る音す/桂樟蹊子
眠られず冬の星夜を閉め出して/田川飛旅子
精霊船ギヤマンの星夜焦し燃ゆ/野見山朱鳥
愛されてねむい星夜のジャムを煮る/松本恭子
橇の客ことなく着きし星夜かな/長谷川零餘子
星夜の砂浜酒つくる男が横たはりに来る/大橋裸木