見惚るに関連した俳句の例をまとめました。
見惚るを含む俳句例
紅梅に見惚れる人の肩優し/高澤良一
赤松の赤に見惚るる半夏生/沢木欣一
傳法の肌ぬげば汗見惚れけり/筑紫磐井
大玉の花火に見惚る団扇かな/高澤良一
恵方とて円空仏に見惚れけり/石原進子
石炭を口あけ見惚れ旅すすむ/金子兜太
しなだるる箸の蕨に見惚れけり/仙田洋子
すべり出る蛇の全身見惚れたり/杉江久子
ストーブの火口見惚るる山の駅/野澤節子
大玻璃の瑞雲見惚れ四月馬鹿/榛谷美枝子
しみじみと干飯に見惚れ祇園なり/森川暁水
夕昏るる梅雨の聖母に見惚れけり/飯田蛇笏
新絹やさらりと展べて見惚れゐる/野村喜舟
火の見番見惚るよ朝日の火色には/香西照雄
塒鷹の羽風に打たる見惚れゐて/鍵和田ゆう子