下水に関連した俳句の例をまとめました。
下水を含む俳句例
夕焼へ下水の口のならびたる/白泉
灰ふきや下水つかへて五月雨/山夕
声あげて下水掘り競ふ冬旱/岩田昌寿
雪空の下水の花か糞湧き浮く/岩田昌寿
ざらざらの下水管を行く思想かな/須藤徹
下水底に身をかゞめをり雁渡し/岩田昌寿
下水溝暗く落花の先は見えず/冨田みのる
凍てぬもの下水とその香母の文/香西照雄
合歓の風胸に詩みたせ下水上る/岩田昌寿
夜の雪降りつつ下水流れけり/榎本冬一郎
夜泣き子と下水を残し街凍てる/森田智子
桜吹雪く坂道下水を急ぐ精子/八木三日女
下水底に足つきて貰ふトマト紅し/岩田昌寿
下水溝もてメーデーの列と劃す/加倉井秋を
梅雨しとゞ三味の音まじる下水掘り/岩田昌寿