樹上/に関連した俳句の例をまとめました。
樹上/を含む俳句例
樹上より子の脚二本夏隣/林翔
樹上より幼な声して榎の実/廻富士野
樹上より氷雨の如し蝉の声/原コウ子
樹上より鳥の目四万六千日/下鉢清子
樹の上を風船の飛ぶ七五三/吉田汀史
初伊勢や神鶏のとき樹上より/植村章子
樹上まだ声のそろはず油蝉/古賀まり子
樹上は夜羽でかえつて来て夜勤/阿部完市
樹上足を垂れて蜑の子涼みをり/福永耕二
湘子亡し蛇は樹上をさすらへる/西川文子
道問うて樹上より柿貰ひけり/伊藤いと子
無患子のみどりさわなり樹上樹下/石塚友二
穴へ忘れし汽車などとほい樹上や/攝津幸彦
樹上より垂らして素足さびしがる/能村登四郎
鳥の巣が樹の上をおどりありくかな/冬の土宮林菫哉