大灘に関連した俳句の例をまとめました。
大灘を含む俳句例
大灘に日矢いくたびも鍬始/斎藤梅子
大灘に流氷満ちて月下なり/佐藤瑠璃
大灘に暮れのこりたる捕鯨船/南出南溟
大灘のかがやく日なり野水仙/片山敏子
大灘の月さす障子入れにけり/前田青紀
大灘の没り日に染まり飛とぶ/岡村紀洋
大灘の返照に垂れ青すだれ/黒坂紫陽子
大灘を前に芒種の雨しとど/宇多喜代子
大灘に集はむとせるみな鯖火/小澤満佐子
大灘のひたすらひかる晩夏かな/日美清史
大灘の没日にはじまる風の餐/宇多喜代子
大灘や冬至の入日吸ひ伸ばし/射場秀太郎
大灘を日のわたりゐる仏生会/鷲谷七菜子
大灘の鯖火みだれず凪ぎわたる/水原秋桜子
白雨来る熊野大灘まくらがり/中西昭子「初竃」