青臭いに関連した俳句の例をまとめました。
青臭いを含む俳句例
朝霜や猶青臭き莖菜桶/正岡子規
青くさき夕日追ひゆく蝗捕/中村翠湖
噛み当てて青くさき枝繭団子/岡野由次
新松子わが恋ごとは青くさし/高桑弘夫
狐火見て梅雨の枕の青臭し/殿村莵絲子
茗荷竹いつまでこころ青臭し/浅羽緑子
青くさき葉月始めの井水かな/平子公一
青臭き蕃瓜たうべて刀自の健/久米正雄
葦の角をとこ青くさきがよけれ/辻美奈子
蝶生まるこの青くさき朝ぼらけ/柿本多映
青くさきひと夜を経たる盆帰省/秦/洵子
青くさき後悔ばかりパセリ噛む/尾上直子
山の晴牛乳青くさき昼寝ざめ/阿部みどり女
石鹸玉青くさき子をはなれたり/田中午次郎
青くさき匂ひもゆかしけしの花/嵐蘭「猿蓑」