鳥葬に関連した俳句の例をまとめました。
鳥葬を含む俳句例
鳥葬を望む女の夏帽子/大西泰世
鳥葬のなき世に群るる寒鴉/檜紀代
鳥葬の人肉きざむ秋の山/角川春樹
蜥蜴出づ鳥葬の国遠けれど/丸山哲郎
飼ひ慣らす鳥葬の鳥春の雲/岡田久慧
鳥葬といふ暗がりに蟻地獄/角川春樹
一島に鳥葬あるか走り梅雨/長谷川秋子
死屍来ると禿鷹啼くか秋の風/巌谷小波
鳥葬のかたちに臥せば雲の峰/福永耕二
鳥葬のための鷲舞ふ素秋かな/佐川広治
鳥葬を了へて蒼茫たる月夜/つじ加代子
鳥葬にかなう寝ざまの夜をもつ/林田紀音夫
雨の鳥葬/羽のひとひら残りけり/一井真理子
鳥葬がいい土葬があたたかそうでいい/小暮洗葦
鳥葬の民亡びゆく大夕焼/渡部伸一郎「百鳥俳句選集」