水陽炎に関連した俳句の例をまとめました。
水陽炎を含む俳句例
中秋や松にとびつく水陽炎/坂本登
囚人足寒橋脚昇る水陽炎/香西照雄
新松子水陽炎の鯉といる/遠藤秀子
あしかびや白壁のぼる水陽炎/神蔵器
研物師水陽炎をこぼしゆく/野中亮介
旅人の肩につきたる水陽炎/宇多喜代子
水陽炎仁王の眉間明るうす/田川飛旅子
水陽炎田にしふたつの夢の園/加藤楸邨
着飾りて水陽炎のなかにゐる/柿本多映
水かげろふ映る老舗の春障子/廣田宏美
水かげろふ見し瞳に黒き仏陀身/野澤節子
水かげろふ捉へむとして夫に触る/大石悦子
水かげろふ舟屋も揺れて秋の色/和田ゑい子
水陽炎犬のかぎけるま顔かな/飛鳥田れい無公
ひろめやのかげおどろなる水陽炎/飛鳥田れい無公