卵塔に関連した俳句の例をまとめました。
卵塔を含む俳句例
吉原の裏道寒し卵塔場/正岡子規
鶯や小山の裾の卵塔場/正岡子規
卵塔に白百合供ふ大梅寺/桜井京子
卵塔の何があふれて油蝉/平井照敏
卵塔や雪折竹を打ち渡し/尾崎迷堂
椎の実や卵塔並ぶ苔の上/寺田寅彦
落葉焚く烟の細し卵塔場/正岡子規
卵塔の石に涼しき波紋あり/平井照敏
卵塔の鳥居やげにも神無月/榎本其角
團栗の音いかめしや卵塔場/正岡子規
秋風や燒場のあとの卵塔場/正岡子規
髭文字の卵塔かこむ百千鳥/磯部染歩
卵塔にぬくもり残る星月夜/鳥居美智子
卵塔の一つは父や初日さす/小内春邑子
秋の蚊の人見て出るよ卵塔場/正岡子規
むかしとへば卵塔までの葉末かな/上島鬼貫