見覚えに関連した俳句の例をまとめました。
見覚えを含む俳句例
見覚えの赤塀都踊見に/開田華羽
水明りして見覚の冬景色/湊/淑子
藪入や皆見覚えの木槿垣/正岡子規
啓蟄や見覚えのある虫の皃/千葉みちる
見覚えの白鳥己が座を得たり/佐川広治
見覚えん月も無き夜の花の宿/藤野古白
鷺の巣に見覚えぬ木はなかりけり/鳧石
棺被う見おぼえ新らしき羽織/相原左義長
芥子坊主どれも見覚えある如し/右城暮石
見覚えし人に見知らぬ春蚊かな/攝津幸彦
見覚えの出来てこのもし涅槃像/正岡子規
見覚えの出来てたのもし涅槃像/正岡子規
見覚えの日傘の距離に近づけり/石川風女
見覚えのもの着てをりぬ畑案山子/工藤令子
手花火の子に見覚えのなきひとり/大森三保子