常闇に関連した俳句の例をまとめました。
常闇を含む俳句例
常闇や巌裂く杜宇/尾崎紅葉
胸像の中の常闇冬の城/徳弘純
息白し根本中堂常闇に/高澤良一
宇宙は常闇鬼石に兄の隠し沢/林桂
常闇に遺骨安泰明け易し/香西照雄
常闇のすさまじき冷え牡丹寺/欣一
面の眼の穴の常闇初明り/田村了咲
常闇のわが目にも来よ恋蛍/木村風師
常闇の空を照せる冬田かな/芝不器男
湯豆腐や常闇四半世紀なる/村越化石
種袋よりこぼれたる常闇よ/久保純夫
常闇に住むも真白く障子貼り/村越化石
御垣内除夜の常闇垂れこめし/竹下陶子
常闇のさむるともなく夜焚かな/綾部王春
常闇の身を湯豆腐にあたためぬ/村越化石
常闇をいざなひて梅にほふかな/鷲谷七菜子