沖時雨に関連した俳句の例をまとめました。
沖時雨を含む俳句例
くろみ立つ沖の時雨や幾所/丈草
沖照りて金剛証寺秋時雨/橋本理恵
玄海の沖暗みつゝ時雨来し/高浜年尾
三日月をしぐるゝ雲や沖の隅/正岡子規
三日月を時雨てゐるや沖の隅/正岡子規
沖浪に日の当りをり初時雨/加藤みさ子
灯かすかに沖は時雨の波の音/正岡子規
虹かけて沖過ぎゆけり荒時雨/沢木欣一
黒みけり沖の時雨の行どころ/内藤丈草
いそがしや沖の時雨の眞帆片帆/向井去来
三日頃の月をしくるゝや沖の隅/正岡子規
光りつつ沖より時雨来たりけり/石原八束
沖を航く船に陽のさす時雨かな/中村美代子
沖夕焼けて鴎鳴き合ふ時雨かな/金尾梅の門
海に沖あり霧時雨して見えざれど/高柳重信